ラブたな

「ラブたな」とは

「ラブたな」って何?

大きなイベント「七夕まつり」の中で、小さな”まつりづくり”をするのが「ラブたな」です。 「ラブたな」は、愛ある七夕、楽しい七夕、21世紀の七夕、自分たちの七夕、どこでも誰でもな七夕を目指し、自分たちで活動しています。

大きなイベント「一宮七夕まつり」の中で、市民による小さなまつりをたくさんつくろう!ラブな七夕祭り、ダレデモ・ドコデモな七夕まつりを目指して ラブたな PDF版ラブたな広報説明文140617

大きなイベント「一宮七夕まつり」

繊維産業が隆盛を極めた一宮地域で、仙台の七夕まつりを模して昭和31年に始まったのが、「日本三大七夕 おりもの感謝祭 一宮七夕まつり」(正式名称)です。2015(平成27)年は還暦(60回)。

七夕まつりは、隆盛を極めた繊維産業に集団就職などで遠方から集まってきた若年労働者たちのレクリエーションと交流の機会であり、憩いと買いまわりの場でもあり、その集客はすさまじいものでした。

かつては市内全域で七夕飾りが飾られ、各家庭でも笹飾りなどを門などにつけたものですが、いつのころからか、中心商店街のみが会場の商業イベントとなりました。

毎年100万人以上の来場者があります。しかし、もうずっと行ったことがないという地域住民がたくさんいます。この故郷の一番大きなまつりが、興味の対象にすらなっていないという状況が色濃くあります。

七夕まつり

小さな手づくりまつり「ラブたな」

そんな七夕まつりを、自分たちが誰に対しても誇りに思い、誰もが行きたいまつりにと活動してきたのが「ラブたな」です。 市民自身が楽しいと思えるような中身で 市民自身が自主的に開催運営し 自分たちも、そして多くの人たちも、一緒に楽しめるようなイベントを たとえ小さくてもいいから手づくりしていこう それらが支えあって連携し、七夕まつりに滞留性と回遊性と文化性をつくろう

どすこいライブ 1998年、私たちは、七夕まつりの隅の方で、土俵をステージにした無料野外コンサート「どすこいライブ」を始めました。 その土俵は尾張国一宮真清田神社のすぐ北裏にあります。 自分たちで行政と交渉し、自分たちでミュージシャンを集め、自分たちでステージを作り、何から何まで持ち寄って、そして多くの来場者に楽しんでもらうものでした。 ここから、私たちの「ラブたな」活動がスタートしました。

どすこいライブについてはコチラをご覧ください。

どすこいライブ

にぎわい広場 1999年からは、市役所正面玄関前の公園で、無料休憩所・フードコート・ライブステージの「にぎわい広場」がスタート。 やがてここも市民ボランティア運営となり、色々な障害をクリアしながら、200席以上が毎日満員となるまで育ち、滞留性と回遊性と文化性を培ってきました。 この市民運営では、真清田神社で毎年春に開催する「杜の宮市」での経験が大きく生かされています。

にぎわい広場については、コチラをご覧ください。

にぎわい広場

ラブたなマップ こうした活動をさらに広げるため、2002年からはラブたなマップを作りました。 市民が自分たちで作っているイベントを掲載したマップを1万枚作り、七夕まつりの公式案内所で配布してもらい、回遊性の確保を図ってきました。 そこには町内会で開催しつつ、誰でも参加しやすい七夕まつりや、七夕に合わせたオープンな展覧会、イベントなどが掲載されてきています。

ラブたなマップ

結びの宮市・サンライズ広場 2008年からは「結びの宮市」が始まりました。 かつて駅から本町商店街を結ぶメーンストリートで、今は静かになってしまった「結び小路」。 このエリアを活性化し、大人のシックな七夕まつりをつくろうという活動です。 手づくりアートクラフト作品などが、当初は路上で展示販売。 翌2009年からは近くの駐車場を「サンライズ広場」とし、紆余曲折のあと2014年下らは正常化し、「にぎわい広場」のような滞留性と回遊性と文化性を持つ場所に育ってきました。

結びの宮市・サンライズ広場については、コチラをご覧ください。

結びの宮市・サンライズ広場

2015ラブたな14 どすこいライブは今年で18回目、今は4世代目が運営しています。 にぎわい広場は、市役所建て替えで公園が無くなり、中止していますが、2016年には復活予定です。 サンライズ広場・結びの宮市は、2014年から完全に市民ボランティア運営となり、活性化しました。 ラブたなマップは資金が乏しい運営ながら継続し、さらに新しいスタッフを迎えて今年14号を発行します。

七夕まつり

ラブたな活動の目指すもの

一宮地域は、隆盛を極めた繊維産業に守られた豊かな地域でした。 しかしその豊かな遺産が大きすぎて、逆に市民の自由闊達で雑多な活動、小さな活動を生みにくい環境を作ってきたと考えます。 ビジネスから福祉、教育や文化まで、行政や大きな資本、大きな組織に頼りがちな傾向が強く見られます。 七夕まつりも、そうした行政、大資本、大組織、主体となり、市民はその受皿として乗ることが多かったように見ています。

「ラブたな」は、会社に勤め、事業を起し、家族を守り、自ら学ぶ普通の市民が、自らの地域の資源・宝物として七夕まつりを大切にし、21世紀の今のライフスタイルや感性、ニーズに合う七夕を、市民自らの手で作っていこうという活動です。

その中からは、東北の夏まつり支援の「七夕for七夕」という活動も生まれました。

イベントはイベントにしか過ぎず、日常に直結するものではありません。 しかしイベントは、市民主体の活動が広がっていく過程で大切な実験と体験の機会となります。

私たちは、市民が市民イベントを開催しつつ、地域へ能動的に働きかけていくような自主性を培っていく活動を「まつりづくり」と呼んでいます。 単に七夕まつりという「イベント」だけでなく、地域の諸課題に対して市民が自ら行動・実践をしていくように、各層で市民主体の地域性がしっかりとしてくるきっかけになれば、自主的市民性が太くなるようになればと願っています。

大きな七夕まつりの中で、小さな「まつりづくり」 手作りの、市民の手によるイベント 「らぶたな」を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2015年7月7日 還暦の七夕に 星野博

ラブたな

ラブたな~七夕まつりを愛する志民の会 事務局 電話 090-2265-9188 ファックス 0586-72-8885 メール info@lovetana.net URL http://www.lovetana.net 〒491-0859一宮市本町4丁目12番7号 代表 赤塚啓司  事務局 星野博

協力:NPO法人志民連いちのみや